ファンデミック以前のレベルのほとんど回復… 延々と急激な金利引き上げ基調力を上げるように

米国バーニジア州のある店で求人(採用)公告をしている。ⓒニュース1
(ワシントン・ソウル=ニュース1)キム・ヒョン特派員キム・ミンス記者=去る7月、米国の雇用が市場展望値の2倍を飛び越える水準に増加したことが分かった。
米国労働市場の相変わらず強い勢いを見せた今回の結果は、これまで提起されてきた景気低迷の懸念を鎮めることはもちろん、米中央銀行の連邦準備制度(FED)の急激な金利引き上げ基調に力を加えるものと見込まれる。
米労働部は5日(現地時間)公開した7月の雇用状況報告書を通じて先月、非農業雇用が52万8000個増加したと明らかにした。
これは前月(39万8000個)と前4ヶ月平均(38万8000個)増加幅より大きく増えたもので、去る2月以降5ヶ月ぶりに最も多い増加幅だ。
ブルームバーグ通信及びロイター通信(それぞれ25万個)とウォールストリートジャーナル(25万8000個)がそれぞれ集計した専門家展望値も、いずれも2倍以上上回った。
大幅な7月の雇用増加はレジャー及び接客業(9万6000個増加)が主導した。 専門事務・サービス業(8万9000社)と保健医療業(7万社)、建設業(3万2000社)、製造業(3万社)なども相当な増加幅を記録した。
米国の非農業雇用数は新種コロナウイルス感染症(コロナ19)事態初期の2020年4月より総2200万個増加して大流行以前の水準を回復したと労働部は明らかにした。
労働部はただ民間部門雇用はコロナ19事態直前の去る2020年2月より62万9000個増加したが一部部門はまだ回復されておらず、公共部門雇用は59万7000でコロナ19事態発生前水準より低いと明らかにした。
失業率は3.5%で、前月より0.1%ポイント下がり専門家展望値(3.6%)を上回る水準を見せた。
これは1969年以降最低値だった2020年2月と同じ数値だ。 失業率もファンデミック以前の水準に戻ってきたと労働部は評価した。
しかし、ヨンジュンが雇用回復の尺度で最も注目する指標である経済活動参加率は前月(62.2%)より0.1%ポイント離れた62.1%で、ファンデミック以前の2020年2月63.4%には及ばない。
7月の時間当たりの平均賃金は6月に0.4%上昇したのに続き、7月にも0.5%上がった。 前年同月比賃金上昇率も5.2%上昇し、インフレ圧力が長期化する可能性を示唆した。
米メディアは今回の報告書を置いて、米国の国内総生産(GDP)が第2四半期連続の逆成長を記録したにもかかわらず、米国がまだ景気後退に入っていないことを示していると分析した。
これにより、40余年ぶりの最悪インフレ(物価上昇)のキャッチに乗り出したヨンジュンが6月と7月に続く9月また一回「ジャイアントステップ(一度に金利を0.75%引き上げ)」を踏む可能性が占められている。