50代の平均貯金額とは?「貯金ゼロ」の割合はわりと多い…?

By | May 26, 2023


50代の平均貯金額とは?「貯金ゼロ」の割合はわりと多い…?

では、ほかの50代の人たちは、いくらくらいの貯金をしているのでしょうか。この記事では、50代のリアルな貯金額を紹介します。

世の中の50代の平均貯金額はいくら?

一方、収入が少なくても、お金を多く使う必要や習慣がない人であれば、十二分に貯金ができる場合もあります。そのため、この年代だからこれくらい貯金できると、一概にいうことはできません。

しかし、一般的には、年代ごとに迎えるライフイベントが似たものになりやすいため、同年代のほかの人の貯金額を、一つの目安にすることは可能です。

ここからは、金融広報中央委員会が公開している「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和4年)」のデータに基づいて、考えていきます。なお、この調査では、預貯金や信託、保険、債券、株式、貯蓄などの金融商品すべてを含めた「金融資産保有額」が示されていますので、「金融資産保有額」=「貯金額」として、話を進めていきます。

この調査によると、50代の平均貯金額は1199万円です。40代の平均貯金額は785万円となっていて、50代の平均貯金額は40代より400万円以上多くなっています。

また、60代の平均貯金額は1689万円で、50代から60代に向けても平均貯金額は高くなっていく傾向があります。そのほかの年代をみても、20代から70代まで、年齢を重ねるにつれて、貯金額を増やしている傾向にあります。

ただし、1199万円という数字は、あくまでも平均の金額です。そもそも平均貯金額とは、調査対象者の貯金額をすべて足して、その合計を調査対象者の人数で割った金額を指します。

例えば、貯金額が100万円の人が9人と、5000万円の人が1人いた場合、平均貯金額は(100万円×9人+5000万円×1人)÷10人=590万円です。ほとんどの人の貯金額が100万円であるにもかかわらず、その6倍近い金額が平均額として示されます。

そのため、極端に多い貯金額や少ない貯金額に左右されない、貯金額の実態を知りたい場合には、中央値の貯金額を確認する方法が有効です。中央値を確認すれば、調査対象者のすべての貯金額を金額順に並べたときに、ちょうど中央にくる金額を知ることができます。



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