「エンジンブレーキはうざい!」と思う人、意外といる? なぜ「エンブレ」を使うのか? 「危ない」ではなく車間距離が大切なワケ

By | March 25, 2023


「エンジンブレーキがうざい」!? なぜそう思われる?

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「ブゥン」と減速「エンブレ」がウザがられる…?

 ブレーキペダルを踏むと、その力はブレーキフルード(ブレーキオイル)というオイルで満たされたマスターシリンダーへと伝わり、オイルがシリンダーで圧縮されることで高い圧力を伴い、ペダルを踏んだ力が倍増された状態となります。

 その後、高圧のオイルが各車輪のブレーキ配管を通り、車輪とともに回転しているブレーキディスク/ドラムをブレーキパット/シューが押さえつけて摩擦を発生。

 これにより、動いているクルマのエネルギーが熱エネルギーへと変わりクルマが減速・停止するのです。

 一方で、エンジンブレーキはブレーキペダルを踏まず、トランスミッションを低いギアに落とすことで減速します。

 これは、エンジン回転を下げようとする抵抗を利用しているためで、普段の運転でもアクセルペダルを離すとエンジンブレーキが働き、徐々に減速します。

 さらに強いエンジンブレーキを使う際は、MT車では1・2段低いギアにシフトダウンし、例えば「5速」で走行中であれば「4速」や「3速」などに落とします。自分でギアを選択するMT車では、エンジンブレーキをよく使うユーザーが多いと言われています。

 AT車では「D」ポジションから「2」「L」「S」などのポジションに落としたり、「O/Dボタン」を押すなどの操作によって低速のギアへと切り替わるため、エンジン回転数が上昇し、強いエンジンブレーキが発生します。

 しかし、このエンジンブレーキについてSNSでは「エンジンブレーキをうざいと思う人がいる」という意見があったようで、多くのユーザーが話題にしています。

 なぜ「うざい」と思われてしまうかの理由として、「ブレーキランプ」が点灯しないことが挙げられます。

 減速や停止を赤いランプで後続車に知らせるブレーキランプはほとんどの場合、ブレーキペダルにスイッチが装着されているため、ブレーキ操作とともにスイッチがオンになり点灯します。

 一方、エンジンブレーキはブレーキペダルを踏まないためにブレーキランプが光らず、後続車にとっては合図なしで減速し、急に車間が近づくために「うざい」と思う人がいるようなのです。



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