
ペルーの首都リマで、フェミサイド(女性を標的とした殺人)に抗議するデモ参加者(2016年8月13日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】南米ペルーで、女性が元交際相手の男に生きたまま火を付けられ、5日後に死亡する事件があった。ナンシー・トレンティーノ(Nancy Tolentino)女性・社会的弱者相が24日、明らかにした。
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警察によると、キャサリン・ゴメスさん(18)は18日、ベネズエラ人のセルジオ・タラチェ・パーラ容疑者(19)に首都リマの中央広場でガソリンをかけられ火を付けられた。
ゴメスさんは全身の60%にやけどを負って病院に搬送された。ゴメスさんは数日前にパーラ容疑者と別れる決意をしたという。
トレンティーノ氏は現地ラジオRPPに対し、「やけどがひどくて医師の力が及ばず、ゴメスさんは亡くなったと告げられた」と話した。
この陰惨な事件は国内に衝撃を与えた。
パーラ容疑者はゴメスさんに火を付けた後、現場から逃走。しかし、逮捕状が出たのは事件から5日後の23日だった。
トレンティーノ氏は、警察の対応の遅れを批判。一方で若い女性に対し、粗暴な元交際相手と二人きりで会うのは「危険だ」とした上で、「あなたを尊重してくれない人、あなたの権利を侵害する人」との関係を受け入れないよう呼び掛けた。
人口3300万人のペルーでは2020~22年、フェミサイド(女性を標的とした殺人)と確認された事件が毎年136件に上っている。【翻訳編集】 AFPBB News
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