昨年、ロシアのウクライナ侵攻などでエネルギー価格が急騰し、米国で料金を適時に支払えず、電気·ガスの供給が途絶えた世帯が急増したことが調査で分かった。
30日、ブルームバーグ通信によると、生物多様性センターなど非営利団体3カ所は昨年1~10月、米国内の30州とワシントンDCで料金滞納にともなう電力会社の断電措置回数が前年同期比29%増加、150万回を超えたことが分かったと明らかにした。
ガス供給が途絶えた場合は前年同期比76%も増えた。
これは米国50州の中で電気・ガス・水道断電関連情報を公開する30州の状況だけを反映するものだが、エネルギー費用の負担が大きくなっていることが明らかになっている。
米国が昨年40年ぶりに最高水準のインフレ(物価上昇)に直面した中で、ロシアのウクライナ侵攻などにより米国消費者が負担した電気・天然ガスの平均料金はそれぞれ14%と19%増えた。
低所得層対象のエネルギー支援プログラムを進めている全米エネルギー支援協会(NEADA)は、暑さの真っ最中だった昨年8月に高騰する電気料金に、米国世帯6世帯に1世帯は適時に料金を支払えずにいると懸念を示した。
生物多様性センターのある活動家は「各家庭の財政がすでにインフレと新型コロナで揺れている中、気候災難で支払能力を超える値上げに直面させてはならない」と明らかにした。
一方、米エネルギー情報局(EIA)は昨年10月の見通しを通じて、燃料費の急騰と寒さなどで今年の冬の暖房費が前年比28%増えるものと予想した。
これを受け、米政府は低所得世帯の暖房費支援に135億ドル(約1兆7500億円)を投入すると明らかにしている。
Related posts:
バンジージャンプの命綱が切れる事故 足は縛られたまま タイ観光地
岸田首相のウクライナ訪問に論評 広島名物「必勝しゃもじ」は挑発 ロシア
元交際相手に生きたまま火付けられた女性、5日後に死亡 ペルー
「小さな行動に全てが表れる」WBC侍ジャパンのベンチ「綺麗すぎない?」と海外で注目。礼儀正しさに称賛の声止まず
三一節に日の丸掲げた住民は韓国与党党員だった…党側「すでに離党」
バフムート巡る戦闘、前線で依然「最も困難」 ウクライナ軍総司令官
バフムートの戦闘が「安定化」とウクライナ軍総司令官
涙ぐんだ尹大統領「記憶・礼遇しなければ国家でない」
バイデン氏が中国称賛? 国名間違え、議場に笑い
鋭い目つきのゼレンスキー氏、水も飲まず語り続けた58分…列車の一時停車中には物売りが接近
韓日首脳会談の波紋…「関係改善」vs「徴用解決策問題」世論も割れる=韓国
米メディア発表の「MLBトップ100」、ナンバーワンは大谷…韓国人選手はゼロ