キム・ジュエ氏は金正恩総書記が「一番愛する子」…敬称使用・幹部ら最敬礼、後継者の可能性は?

By | November 29, 2022


「愛するお子さま」から「尊いお子さま」へ

FNNプライムオンライン

【画像】テレビから消されたもう1人の娘?

北朝鮮の労働新聞は27日、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」型の発射成功に貢献した功労者らと記念撮影したと報じた。

金総書記は愛用の黒革コート、娘は金総書記の毛皮のついた黒のコートに黒のズボンを着用し、髪は一部を止め残りは降ろしてカールさせていた。白いダウンコートに赤の靴、ポニーテール姿だった発射場でのファッションに比べると、金総書記の妻・李雪主氏によく似た正装に近い装いだ。

労働新聞の報道ぶりも前回(19日付)とは違っていた。

一つは呼称だ。前回は「愛するお子さま」と報じられたが、今回は「尊貴なお子さま」と尊称が加わった。金総書記には通常、「敬愛する最高領導者」などの尊称が必ずつけられるが、妻の李雪主氏は「李雪主女史」「李雪主同志」と呼ばれるだけで、特別な尊称がつけられたことはない。このため、娘への「特別扱い」が一段と進んだとの指摘がなされている。

また、娘が映っている写真も19日は2~3面に5枚ほどだったのが、27日には1~2面に15枚と大幅に増え、すべての写真に娘が映っている。集合写真では娘が金総書記の肩に手を置いて傍らに立つなど親密さが強調されている。また、金総書記と手をつないだり、腕を組んだりしている写真が目立つ。

27日付の労働新聞は、「敬愛する総書記同志が尊いお子様と共に撮影現場にいらっしゃると、参加者全員が(中略)嵐のような万歳の歓呼が噴出した」と報じ、金総書記と同様に娘も崇拝の対象として称えられている様子を描写した。

また、同日の朝鮮中央テレビでは、陸軍大将に昇進した張昌河(チャン・チャンハ)国防科学院長が娘と握手する際、左手を右ひじの下にあてる仕草を見せる写真が公開された。これは通常、地位や年齢が上の人に対し敬意を表する行動で、娘の権威の高さを示している。

さらに気になるのは、同紙の3面で報道された国防科学院ミサイル部門関係者の「党中央に捧げる忠誠と信念の手紙」で使われた表現だ。

「(金総書記は)発射当日には直接、現場にまで自分が一番愛するお子さんと一緒に訪ねて来られ、私たちに他の人が羨ましがる特典を与え…」

金総書記が「一番愛するお子さん」をミサイル発射現場に連れてきたとして、それを「他の人が羨む特典」を与えられたと感謝している。そして「今後も変わらず“白頭の血統”(金一族の血統)だけを守り、最後まで忠実に従っていく」と誓っている。



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