4000兆ウォン投下、経済過熱の懸念…イエレン長官、消火ホースを手に取った

By | May 6, 2021


ジャネット・イエレン米財務長官が「猫の首に鈴をつけた」。これまで誰も言及できずにいた「金利引き上げ」を口にした。物価上昇のスピードが加速する様子を懸念の視線で見ていた金融市場はイエレン長官の発言に驚いた。イエレン長官はすぐに発言を収拾したが、市場は間違いを装ったイエレン長官のサインかもしれないと見ている。

イエレン長官の発言が伝わると、市場は敏感に反応した。4日(現地時間)、技術株中心のナスダック総合指数は1.88%(261.61ポイント)急落した。ナスダック時価総額1位のアップル(-3.54%)に次いで、アマゾン(-2.2%)、グーグルの親会社のアルファベット(-1.55%)、テスラ(-1.65%)などが揃って下落した。通常、ハイテク株は他の業種と比べて金利の変化に敏感に反応する。この日、S&P500指数も0.67%下落した。一方、ダウ指数は0.06%上昇した。

イエレン長官は4日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が主催した「最高経営責任者(CEO)カウンシルサミット」のイベントに参加し、ニュアンスが異なる発言もした。イエレン長官は「インフレ問題が生じるとは考えていない。(インフレが生じても)連邦準備制度(FRB)が対応することができる」と述べた。

最近の米国の経済状況に照らしてみると、イエレン長官の発言は単に聞き流すレベルではないというのが、金融市場の全体的な視野だ。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチンの普及率が加速し、バイデン政権が天文学的な規模の景気浮揚策を設け、景気回復の期待感が高まっている。

米商務省によると、1-3月期の経済成長率は6.4%だった。前期比成長率を年率に換算した数値だ。韓国の1-3月期の成長率(前期比1.6%)とほぼ同じ水準だ。3月、米国の消費者物価上昇率は2.6%(前年同月比)だった。昨年3月に新型コロナで消費が低迷していた反動を考慮しても、金融市場関係者には気になる水準だ。

米国の4-6月期の成長率は10%を超えるとの見方が出ている。韓国基準で計算すると、2%台半ばの水準だ。ニューヨーク連邦準備銀行のジョン・ウィリアムズ総裁は、ことし、米国の経済成長率が7%ほどに及ぶと予想した。

世界最大の資産運用会社ブラックロックのリック・リーダー最高投資責任者(CIO)は、CNBC放送で「すべての顧客が景気過熱について問い合わせている」と伝えた。バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット会長も1日の株主総会で「我々はかなりのインフレを予測している」と述べた。ヴェリタス・フィナンシャルグループ創業者のグレゴリー・ブランチ氏は、「イエレン長官の発言は非常に意図的だ」と述べた。

イエレン長官の発言は、金融市場の懸念に「火」をつけたわけだ。一方、基準金利の決定権を持つジェローム・パウエルFRB議長は慎重な姿勢だ。パウエル議長は、基準金利の引き上げは時期尚早という立場だ。しかし、基準金利とは別に、市場金利はことしに入って上昇に転じた。米国で市場金利の指標となる10年債の金利は、最近年1.6%台で取引された。3月(年1.7%台)と比べるとやや低くなったが、昨年8月に(年0.5%)に比べて1%ポイント以上上昇した。ジェームズ・ダイモンJPモルガン・チェース会長は最近、「米国経済が予想よりも急速に成長すれば、10年債金利が年6%台まで急騰する可能性がある」と警告した。

米国が利上げの切り札を手に取れば、韓国銀行の悩みが深まる可能性がある。韓国銀行は昨年5月に基準金利を史上最低の年0.5%まで下げた。国内で市場金利が指標となる3年満期国庫債の利回りは4日、年1.158%で取引を終えた。昨年8月と比べると0.3%ポイント以上上昇した。万が一、米国が金利を上げれば、外国人の資金の離脱を防ぐために韓銀も金利引き上げを検討せざるを得ない。問題は膨らむ家計負債だ。韓銀によると、昨年末の家計負債は1700兆ウォン(約165兆円)を突破した。



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