近所のスーパーでも接種…世界ワクチン大乱の中でもこれみよがしな米国(2)

By | April 15, 2021


このような速度戦が可能だったのは、事前にワクチン物量を十分に確保したおかげだ。デューク大学グローバル・ヘルス・イノベーションセンターを率いるクリシュナ・ウダヤクマル所長はNPRのインタビューで、米国は7月末までに合計9億2000万回分のワクチンを確保することになると伝えた。算術的にはすべての米国人に対して2回の接種が完全にカバーできる分量だ。ウダヤクマル氏は「夏になれば莫大なワクチン供給過剰現象を見ることになるだろう」と予測した。

昨年、米国政府はさまざまな種類のワクチンに対する大規模投資を通じて大量に先行購入する戦略を駆使した。どのワクチンがいつ成功するか分からない状態で危険を分散するための戦略だった。

このような戦略は最近、確かな効果をあげている。アストラゼネカワクチンの承認が遅れ、13日にヤンセンワクチンの接種が中断された状況でも、ワクチンの需給に直ちに大きな支障は出ていない。

バイデン大統領もこの日午後、ヤンセンワクチンの使用中断に対する立場を聞かれると、「われわれにはジョンソン・エンド・ジョンソン(ヤンセン)やアストラゼネカではないmRNA(メッセンジャーリボ核酸)方式のワクチンが6億回分あるということをはっきりとお伝えしておく」とし「米国は100%疑う余地なく(unquestionable)、ワクチンをすべての米国人に接種することができる十分な分量を保有している」と強調した。

すでに確保したmRNA方式であるファイザーとモデルナだけでも全国民の接種は可能だという自信だ。それもそのはずで、これに先立ち米国では今秋以降、変異株ウイルスに対応した「接種第2ラウンド」構想が言及されている。

米国系の2社も、バイデン氏のこの日の発言を裏付けている。ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は5月までに米国に供給すると約束した物量よりも10%多く供給することができると明らかにした。モデルナも7月までに約束した2億回分を滞りなく納めるという立場を出した。全世界がワクチン供給難の中、事実上「米国優先」を再確認したのだ。

だが、製薬会社と米国政府のこのような動きに、ワクチンの「米国集中」がさらに進み、結果的に全世界の新型コロナ克服時期を遅らせる可能性があるという国際社会の懸念と批判の声も大きくなる見通しだ。ブルームバーグ通信は「米国はヤンセンワクチンが必要ないかもしれないが、全世界が苦境に立たされた」と伝えた。

近所のスーパーでも接種…世界ワクチン大乱の中でもこれみよがしな米国(1)



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