米国「近道には行けない」…文政権での戦作権転換が事実上白紙に

By | March 8, 2021


2013年4月、韓米連合訓練に参加した両国の海兵隊が慶尚北道浦項(ポハン)の海岸に上陸している。今年上半期の連合訓練にはこうした実動演習がない。 中央フォト
2013年4月、韓米連合訓練に参加した両国の海兵隊が慶尚北道浦項(ポハン)の海岸に上陸している。今年上半期の連合訓練にはこうした実動演習がない。 中央フォト

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の任期内に戦時作戦統制権(戦作権)を転換するという計画が事実上なくなった。韓国軍の韓米連合軍指揮能力に対する評価が今年下半期に延期されることになったからだ。これを受け、文大統領の任期の来年5月までに韓米が合意した戦作権転換手続きを終えることは現実的に不可能になった。

韓国軍の合同参謀本部は今年上半期の韓米連合指揮所訓練(CCPT)を8日から9日間の日程で行うと7日、明らかにした。合同参謀本部の関係者は「新型コロナ状況を考慮し、例年に比べて訓練参加規模を最小化した」とし「野外実動演習(FTX)はしない」と述べた。地下バンカーでのコンピューターシミュレーションで運用する指揮所演習(CPX)をするということだ。

韓米は連合訓練を調整する過程で終盤まで隔たりがあった。先週半ばには全体の日程を確定できなかったほどだ。関連事情をよく知る情報筋は「韓国は今回、完全運用能力(FOC)を検証しようと提案したが、米国が反対した」と伝えた。これを受け、FOCは早くても今年下半期の連合訓練で可能となる。

戦作権転換のためには、韓国軍が戦作権を行使する能力を備えたかどうかを評価する3段階の検証が必要だ。2019年に第1段階(基本運用能力、IOC)検証を終えた。昨年は第2段階のFOCまで終えようとしたが、新型コロナの影響で連合訓練をまともに実施できず、今年に延期された。韓米はFOCの結果を評価した後、戦作権転換年度を決めることで合意した。戦作権転換年度の前年に最終第3段階(完全任務遂行能力、FMC)検証をするという手続きだ。結局、戦作権転換年度を来年に決めることができなかったということだ。

キム・ヨンヒョン元合同参謀本部作戦本部長は「バイデン政権が戦作権転換に対する立場を決めていないため、米国は急がないはず」と話した。米国防次官(政策担当)に指名されたコリン・カール氏は4日(現地時間)、上院軍事委員会の承認公聴会で戦作権の転換について「我々は近道に行くことはできない」と答えた。

韓国政府もこうした状況を把握している。このために目標を「文大統領任期内の戦作権転換」から「今年の転換年度確定」に変更したと、複数の政府筋が伝えた。

一方、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は1月、「南北関係を3年前の春の日のように戻すには連合訓練を中断すべき」と要求した。経済社会研究院の申範チョル(シン・ボムチョル)外交安保センター長は「連合訓練期間中の武力挑発を自制する場合、北は米国が対北政策を全面的に検討する時間を与えるために譲歩したと主張する可能性がある」と予想した。



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