バイデン政府初の失敗人事ニーラ・タンデン氏、落馬の端緒はWP韓国系「キム記者」

By | March 4, 2021


ワシントンポスト(WP)のスンミン・キム記者
ワシントンポスト(WP)のスンミン・キム記者

ジョー・バイデン米国大統領の初めての人事失敗の中心に立った韓国系米国人記者が話題だ。ホワイトハウス予算管理局(OMB)の局長に有色人種としては初めて指名されたニーラ・タンデン氏が2日(現地時間)候補職を辞退し、この決定的な端緒を提供した人物がワシントンポスト(WP)のスンミン・キム(Seung Min Kim)記者だったからだ。

キム記者は米国人だが、韓国語の名前をそのまま使う。キム記者のツイッターには韓服姿の母親とともにベールをかぶっている写真もある。WPの記者紹介欄には「英語以外に韓国語も駆使」と記されている。

このようなキム記者が意図せずしてニーラ・タンデン氏の論議に巻き込まれたのだ。タンデン氏は、バイデン行政府が核心とされる要人の中の一人だったが、言葉使いが荒かった。過去共和党要人に対する辛辣なコメントや暴言をツイッターに残したのが禍根になった。上院から承認を得られないのではないか心配したホワイトハウスは共和党の超党派議員に票を訴えるに至ったが、この過程でキム記者が登場する。

共和党超党派議員の中でテンドン氏に賛成票を投じることが有力な人物がリサ・マーカウスキー議員だったが、タンデン氏は過去マーカウスキー議員にも毒舌を吐いたことがあった。彼を取材する記者たちが「タンデン氏があなたを『ゴミ』と呼んだツイートはどう考えるのか」という趣旨で質問し、これを知らなかったマーカウスキー議員が「それは何か」と尋ね、ある記者が該当ツイートを見せた。その記者がキム記者だった。同僚記者たちがこれを撮影して「熱心に働く場面」という趣旨でツイートしたのが論議に火をつけた。タンデン氏とバイデン政府の熱烈な支持者らが先月24日(現地時間)からキム記者に悪質なコメント及び電子メールの攻撃を繰り返した始めたのだ。

すると、WPが保護に出た。キム記者の上司であるエディター、スティーブン・ギンズバーグ氏が直接声明を出した。

「スンミンに対する人種差別的で性差別的であり、誤ったファクトに基づいた攻撃が殺到している。(中略)スンミンがしたのはジャーナリズムの基本だ。記者として当然のことをしただけだ。われわれは彼がWPの一員であることが誇らしい」

キム記者に対する応援はニューヨークタイムズ(NYT)でも出てきた。NYTの看板女性コラムニストであるモーリーン・ダウド氏はコラムで「キム記者の電子メールとソーシャルメディアには差別的な発言があふれ、民主党支持者はタンデン氏の指名に反対した上院議員にも電話をかけ始めた」として「キム記者は『チクリ屋(snitch)』とも言われた」と書いた。共和党に対して公開的に数十年間批判の声を上げてきたダウド氏のメッセージはバイデン政権になったからといって記者たちの勢いが衰えるだろうと民主党支持者が考えるなら誤算という指摘だった。結局、タンデン氏は辞退し、この記事を書いたのもキム記者だった。WPはキム記者のバイライン(記者名)をつけてタンデン氏の辞退を報じた。



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