米国、F-35で「戦術核爆弾」投下実験成功

By | November 25, 2020


米空軍B-2ステルス爆撃機が英空軍空中給油機から空中給油を受けている。 [米空軍]
米空軍B-2ステルス爆撃機が英空軍空中給油機から空中給油を受けている。 [米空軍]

米核兵器開発研究所がF-35戦闘機内部の爆弾倉から戦術核爆弾を投下する実験に初めて成功したと、米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が23日(現地時間)報じた。音速で飛行する戦闘機から戦術核爆弾を投下する実験は今回が初めて。

米国3大核兵器開発機関のサンディア国立研究所はこの日、報道資料を通じて「ステルス戦闘機F-35Aライトニング2に搭載したB61-12改良型低威力戦術核爆弾の最初の適合性試験に成功した」と明らかにした。

研究所が公開した映像によると、F-35ステルス戦闘機が胴体下の爆弾倉扉を開いて流線形の爆弾を落とす。爆弾は閃光と共に両側から気体を噴くと、螺旋形状に360度回転しながら地表面に向かう。

B61-12は米国が核兵器現代化計画の核心目標の一つとして量産中の武器で、最大50キロトンの爆発力があり、爆発強度を調節できると評価される。地下深くの目標物を打撃できるよう考案され、「核バンカーバスター」とも呼ばれると、VOAは説明した。

今回の実験は米ネバダ州トノパー試験場で8月25日に実施された。サンディア国立研究所は核弾頭を除去した模型B61-12を1万500フィート (約3.2キロ)上空から投下するのにかかった時間は約42秒だったと説明した。

また、今回の試験は完ぺきな武器性能認証のための最初の段階とし、新型コロナ感染拡大状況の中でも遅延なく適合性試験を進める方針と述べた。特にF-35A戦闘機のB61-12搭載は、米国と同盟の全体的抑止力にも非常に重要な役割をすると強調した。

トノパー試験場を管理するブライアン・アドキンズ氏は「今回の実験に先立って完了した別の戦闘機の適合性実験と最も異なるのは、戦闘機の飛行速度と投下方式」と強調した。マッハ1以上の速度で飛行する戦闘機の内部爆弾倉からB61-12を投下した最初の実験という説明だ。

◆F-15E戦闘機、B-2戦闘爆撃機適合性実験はすでに最終認証完了

これに先立ちサンディア国立研究所はF-15E戦闘機とB-2スピリット戦略爆撃機の実戦配備直前の最終段階である適合性実験の最終認証を3月と7月にそれぞれ終えた。

アドキンズ氏は「今回の実験が先に完了した他の戦闘機の適合性実験と最も異なる点は戦闘機の飛行速度と投下方式にある」と強調した。マッハ1以上の速度で飛行する戦闘機の内部爆弾倉からB61-12を投下した最初の実験だと、VOAは説明した。マッハ1は空気中で音が動く速度と等しく、普通、摂氏15度、1気圧の環境で音の伝達速度は1秒あたり340メートルと見なす。

ランド研究所のブルース・ベネット研究員は「F-35は胴体内部に爆弾倉があり、反射面積を減らす方式で敵性国のレーダーが動きを感知できないよう設計されている」とし「相対的に弾頭が大きいB61-12をF-35胴体内部の爆弾倉に搭載し、実際の投下能力を証明したということに重要な意味がある」と伝えた。

VOAは、F-35戦闘機のステルス機能を利用して隠密な戦術核兵器投射能力を確保できると説明した。音速以上の速度で投下に成功したのは爆弾の安定性の検証に成功したという意味とも強調した。

米国の専門家らはB61-12が相対的に少ない放射能を放出しながら地下施設打撃に特化したという点に触れながら、北朝鮮も念頭に置いていると推定されると述べた。

米国防総省のチャールズ・リチャード戦略司令官は9月、上院軍事委員会に出席し、中国とロシア、北朝鮮、イランに言及しながらB61-12など低威力核爆弾の現代化の重要性を強調していた。

ロバート・スーファー国防次官補代理(核 ・ミサイル防衛政策担当)も最近、もう核全面戦争の脅威だけでは緊張が高まるのを防げないとし、敵性国に緊張拡大を断念させる代案として低威力核弾頭の開発に傍点を打った米国の核戦略が必要だと明らかにした。



Source link

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *