ブリンケン氏が米国務長官に…韓日関係に「円満なのが米国にプラス」

By | November 24, 2020


バイデン氏(左)、ブリンケン氏(右)
バイデン氏(左)、ブリンケン氏(右)

2016年の米国大統領選挙を6日後に控えた11月2日。大統領選挙の勝者とは関係なく8年間の任期を終えるオバマ政権の当局者らが北朝鮮の核・経済並進路線を批判すると、北朝鮮外務省の報道官は朝鮮中央通信を通じてこのように反論した。「任期を終えるオバマの奴らは吐き気がする弁解、他人事に口出しするのをやめて、自国のことをしっかりとやれ。いくらほざいても我々はすでに決めた道を進む」。

もうすぐ去る人たちだからと暴言を浴びせた北朝鮮は、彼が来年発足するバイデン政権の閣僚として、それも北朝鮮の核問題を総括する国務長官として戻ってくるとは思っていなかっただろう。トニー・ブリンケン元国務副長官(58)のことだ。

◆NYT「ブリンケン氏の急務は同盟の復元」

米メディアは22日(現地時間)、バイデン氏が大統領選挙陣営で外交安保政策を総括したブリンケン氏を初代国務長官に指名する計画だと一斉に報じた。公式発表は24日にあるとみられる。

ブリンケン氏の内定について、ニューヨークタイムズ(NYT)は「国務長官としてのブリンケン氏の最優先順位は米国が信頼できる同盟ということを改めて示すことだ」と伝えた。ブリンケン氏は先月、ロイター通信のインタビューで、世界のリーダーとして米国の役割を強調しながら「時には負担であるが、米国の利益を考慮すると、他の代案ははるかに良くない」と述べた。

ブリンケン氏はあたかも国務長官になるために育てられたようなスペックの持ち主でもある。高校を仏パリで出たためフランス語も流暢だ。ハーバード大を卒業し、コロンビア大ロースクールを出た。国務省で中東・欧州業務を担当した。

クリントン政権ではホワイトハウスの演説文の作成者だった。ほぼ同じ時期、父のドナルド・ブリンケン氏はハンガリー大使を務めた。ブリンケン氏はバイデン氏が上院外交委員会で活動した当時に縁があり、20年近く同苦同楽した。

ロイターは知人らの言葉を借りてブリンケン氏を「外交官の中の外交官」と表現した。外交の基本に精通しているという評価だ。「洗練されている(polished)」「優しい(smooth)」「親切(kind)」などの言葉が付いて回る外柔内剛型だ。

では、韓半島(朝鮮半島)政策のカギを握る外交指令塔となるブリンケン氏は4年前、「吐き気がする」という北朝鮮の言葉を聞いたのだろうか。その可能性は高い。北朝鮮の声明から報道まで立場を一つ一つ分析する几帳面な性格であるからだ。かつて北朝鮮特有の表現について「このような文案はいったい誰が作成するのか気になる」とし「言語の錬金術師のようだ」と冗談も言ったという。

実際、当時はアジア業務、その中でも北核対応がブリンケン氏の主な業務の一つだった。北朝鮮が高強度の挑発を繰り返すため、国際社会が対北朝鮮圧力構図を作るために外交的努力をし、制裁の歴史を塗り替えたという評価を受ける現在の強力な対北朝鮮制裁の軸も当時に形成された。これを主導したのは米国であり、その中心にブリンケン氏がいた。

しかし対北朝鮮強硬論者としてのみ見ることはできない。当時もオバマ政権は北朝鮮に対して何度か公式・非公式的に外交的交渉を提案し、「探索的対話」というアイデアまで考案したが、北朝鮮が拒否したからだ。北朝鮮の反応によって状況が変わる可能性があるということだ。

ただ、バイデン政権はトランプ政権当時とはかなり異なる原則的基準を適用する可能性が高い。実際、ブリンケン氏は2016年3月、ブルッキングス研究所で演説し、「我々は北朝鮮に別の未来が可能であることを見せようとしている」として条件を付けた。「北朝鮮が(核・ミサイル試験など)挑発を中断し、人権侵害行為をやめ、非核化の義務を達成するなら」と述べながらだ。

◆中国に強硬…韓日米協力を強化か

ブルームバーグ通信はブリンケン氏が中国に対し、さらに強い圧力を陣頭指揮すると予想した。ブリンケン氏は7月のインタビューで、中国が先端技術を国家統制を強化する用途として使用することをバイデン氏が懸念していると述べた。

特にバイデン政権は対中国強硬基調を継続し、同盟の力にもう少し頼る接近をするとみられる。これは自然な形で韓日米安保協力の強化につながる可能性が高い。

韓日間の過去の問題に無関心だったトランプ大統領の米国とは違うと予想される。実際、ブリンケン氏は副長官時代、「韓国と日本は歴史問題のような隔たりよりはるかに重要な共同の利害を共有する。円満な韓日関係が米国の戦略的利害に合う」と述べた。(2015年10月、峨山政策研究院で講演)

一方、米メディアはホワイトハウス国家安保補佐官にはジェイク・サリバン元副大統領国家安保補佐官(43)、国連大使には国務次官補(アフリカ担当)を務めた黒人女性リンダ・トーマス-グリーンフィールド氏(68)が有力だと伝えた。

◆ブリンケン氏の主な発言

北朝鮮核問題および北朝鮮制裁については制裁の履行に集中することが重要だ。これを通じて北朝鮮の選択肢を減らしていってこそ、北朝鮮が非核化にまた関心を向けて正しい選択ができる。(2016年4月、ソウル韓日米外務次官協議の後)

韓日関係および韓日米協力については、韓日間にいかなる緊張があるとしても、挑戦課題に対する両国の共同の観点はいかなる違いよりはるかに重要だ。我々は両同盟国ができる限り最上の関係を持つことを促す。(2015年4月、ワシントン韓日米外務次官協議の後)

中国の平和的な浮上は歓迎する。問題はその方式だ。我々の価値と利益を守るため、域内で分裂を助長する中国の行動、特に普遍的人権問題に対する中国の接近法などには単刀直入に対応する。(2015年10月、峨山政策研究院での講演)



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